講師の安田裕美です。
今日はインタビューを成功させるためのマインドマップの活用方法について考えてみたいと思います。
(1) 事前準備編
まず、インタビューをするのですから、必ず何かしらの目的がありますよね。
例えば〇〇に対して情報を収集したい、△△のことについて評価したい、□□に関する仮説を検証したい、などです。
他のマインドマップでも同じなのですが、やはり目的を明らかにすることからスタートしていただきたいです。
そのためには、インタビューの事前準備に関するマインドマップを書いてみてはいかがでしょうか。
目的を具体化することもできますし、仮説を設定することもできると思います。
またインタビューする内容を整理することもできますね。
すでにわかっている情報、わかっていない情報を書き出してみる。
また、わかっていない情報のうち、自分で調べられる情報と聞かなければならない情報も洗い出していきます。
自分で調べられるものをインタビューするのは時間の無駄ですし、相手にも失礼にもなってしまいますから。
そうして、聞かなければならない情報をしっかりと洗い出してみると、インタビュー項目も整理できますし、
その優先順位や重要度も明らかになるはずです。
時間が限られているのであれば、時間配分をメモしておくのもいいと思います。
補足ですが、事前準備のマインドマップには、インタビューした際のチェック項目や今後のスケジュールなども入れておくと、
ゴールイメージが明らかになるかもしれませんよ。
(2) インタビュー実践編
そうして準備が整ったら、いよいよインタビューの実践ですね。
マインドマップに慣れていない方は、実際に話を聞きながらマインドマップを書いていくのが苦手な方もいらっしゃるでしょう。
ただマインドマップのいいところは、「単語」やイメージ(絵文字や記号など)を使って書くことができることです。
つまり、一言一句メモに書き取っていかなくても大丈夫なのです。
また、すでに事前準備のマインドマップを書いていますので、インタビューの目的も、聞かなければならないことも明確になっています。
だからインタビュー当日用のマインドマップに、聞かなければならないことを大項目(または中項目)まで準備をしておいて、
そこにインタビューした内容の中から重要な単語を次々と書き込んでいくことで、十分に必要な情報を聞き取ることができるはずです。
マインドマップに限らず、日ごろの業務で必要なのは目的の明確化と事前準備ではないでしょうか。
「インタビュー」というかしこまったことに限らず、例えば上司との面談の際や、友達と会った時に聞きたいことなどでも活用できるはずです。
ぜひ参考になさってくださいね。
(講師: 安田 裕美)
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