世界の天才たち


レオナルド・ダ・ヴィンチ (Leonardo da Vinci)

世界の歴史上、もっとも知られる天才と言えば、レオナルド・ダ・ヴィンチの右に出る人はいないのではないでしょうか。

 

ダ・ヴィンチは、もともと天才だったのかもしれませんが、実は、自分の才能を磨き続けて、天才になった人であるとも言えるのです。

 

彼は、自分に与えらえた能力を最大限に高めるために、今で言うならば、いわば「脳トレ」を日々、自分に課していたようなのです。

 

ダ・ヴィンチの生き方からは、頭をもっと上手に使えるようになる方法や、少しでも天才に近づくためのヒントが得られそうですね。

レオナルド・ダ・ヴィンチ (Leonardo da Vinci)
レオナルド・ダ・ヴィンチ (Leonardo da Vinci)

好奇心が才能の源泉

ダ・ヴィンチは、常に好奇心にあふれ、普通の人であれば、「当たり前」と思ってしまうことについても、常に探究心を持っていたと言われています。

 

この、「何に対しても興味を持つ」という態度は、まるで小さい子供のようですね。

 

たとえば、赤ちゃんは何に対しても興味を持ち、触ったり、舐めたりしますが、そうすることで、興味を持ったものを確認しようとしているのですよね。時には、危ない目に会ったりもしますが、失敗しながら、日々学んでいます。

 

赤ちゃんの貪欲な好奇心は、成長の源泉です。

 

人間は、生まれた時は、誰しも、そんな素晴らしい成長の源泉を、身につけているのですね。おそらく、ダ・ヴィンチは、そんな赤ちゃんのような、好奇心や探究心を持ち続けていたのでしょう。

 

だからこそ、普通の人の数倍のスピードで成長を遂げ、多様な方面に才能を伸ばし続けることができたのではないかと思われます。

マインドマップの考案者であるトニー・ブザンも、「どんなものに対しても、好奇心を持つこと」の大切さを、伝え続けています。

 

学習者のお手本は「赤ちゃん」

 

私たちも、ダ・ヴィンチがそうであったように、赤ちゃんの持つような純粋で意欲にあふれた好奇心を、常に持ち続けましょう。

学習者のお手本 「赤ちゃん」
学習者のお手本 「赤ちゃん」

自分の能力を鍛え続ける!

ダ・ヴィンチは、非常に美しい鍛え抜かれた身体を持っていたそうです。

 

また、鍛えていたのは、身体だけではなく、五感や頭脳など、生まれ持ったものをすべて磨くべく、日々、鍛錬を行っていたようです。

たとえば、花瓶の花を、目を閉じてもその様子を頭の中で再現できるようになることを目指して、「視覚」のトレーニングを行っていたという話もあります。

 

ワインを飲めば、その味や微妙な香りの違いを認識できるようになるまで、自分の「味覚」と「嗅覚」をトレーニング。

 

音楽を聴けば、その微妙な音の違いを認識できるようになるまで、自分の「聴覚」をトレーニング。

ダ・ヴィンチは、花瓶の花を、目を閉じてもその様子を頭の中で再現できることを目指していた。
ダ・ヴィンチは、花瓶の花を、目を閉じてもその様子を頭の中で再現できることを目指していた。

もはや、「脳トレ」の域を超えた、「人間トレーニング」とでも言うべきようなことを、ダ・ヴィンチは好んで行っていたのだそうです。ダ・ヴィンチは、このようにして、自分に与えられた才能を、とことん生かしきることに情熱を傾けたからこそ、本当の天才になったのでしょう。

 

私たちも、自分が今までやったことのないことに、挑戦し続けることで、自分の能力を鍛え、成長し続けられるのではないでしょうか。

 

たとえば、普段、絵を描かない人が絵を描いてみる。

普段、詩を書かない人が詩を書いてみる。

 

トニー・ブザンも、「君のもともと持っている才能に、蓋をしてはいけない」ということを良く話しています。

 

たとえば、マインドマップを作成する時も、「絵なんて描けない」などとは思わずに、「自分のもともと持っていた芸術家的な才能を、目覚めさせよう!」と考えるようにしてみてはどうでしょうか?

 

あなたの新しい才能、可能性が花開くかもしれません。

トニー・ブザンが考えた「ダ・ヴィンチの法則」

トニー・ブザンは、終生自分の能力を高め続けたダ・ヴィンチにならって、頭を上手に使うための考え方の4つの法則を考案し、「ダ・ヴィンチの法則」と名付けました。

 

マインドマップを日々使うことで、この4つの法則を実践することもできます。

 

あなたもこの法則を実践して、自分の天才性を開花させてみませんか?

写真 「没地アンボワーズにあるレオナルドの銅像」
没地アンボワーズにあるレオナルドの銅像

トニー・ブザンの「ダ・ヴィンチの法則」

  • 科学の芸術を学ぶ
  • 芸術の科学を学ぶ
  • 五感を磨く
  • すべてのことはつながっている

科学の芸術を学ぶ

すぐれた科学者は、論理や分析以上に空想やひらめきを大切にしていました。

 

アインシュタインもしかり、エジソンもしかり。

 

彼らの研究や発明は、はじめのちょっとした「ひらめき」から始まったのです。

 

論理、分析が大切と思われる科学の世界でこそ、イメージや空想を使うなど、芸術的な頭の使い方をしましょう。

芸術の科学を学ぶ

これこそ、世界で知られる歴史上の大芸術家 ダ・ヴィンチの行っていたことに他なりません。

 

彼は、ただ絵を描いていたのではなく、人の絵を描くにあたっては解剖学を学び、非常に論理的なアプローチで、絵を描きました。

 

ひらめきや直感が大切と思われる芸術の世界でこそ、論理、分析など、科学的な頭の使い方をしましょう。

五感を磨く

ダ・ヴィンチが、天才であり続けたのは、彼が、自らの感覚を鍛え続けたからでもあります。

 

凡人には分からないようなことを、見分けられたり、聞き分けられたり、感じ分けられる能力を磨いたのです。

 

その努力によって、彼には大変な観察力が備わったことでしょう。

 

マインドマップにイメージを描くことを意識していると、日々の観察眼も鍛えられますよ!

すべてのことはつながっている

音楽で学んだことを、スポーツで活かせる。

スポーツで学んだことを、仕事で活かせる。

 

こんな体験を、お持ちではありませんか?

 

私たちは、どんなことからでも学ぶことができます。

 

それは、すべてのことはバラバラに存在しているのではなく、互いに関連しあって、存在しているからなのです。

 

今、目の前にある何かは、自分には関係ないと思ってしまえばそれまでですが、ちょっと見方を変えれば、自分にとって、とても大切なことが学べるヒントかもしれません。

 

もし、バラバラに見えることがあったら、マインドマップにかいてみましょう。

 

もしかしたら、大事な関連性が見出せるかもしれませんよ。

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アルベルト・アインシュタイン (Albert Einstein)

相対性理論を考案したアインシュタインは、近代の最も有名な天才でしょう。

 

この「あっかんべー」の写真からは、彼のキャラクターが偲ばれます。

 

天才だけに、「頭の使い方」も、人とはちょっと違っていたのでしょうね。

 

私たちが見習うことができる「頭の使い方」のポイントを見てみましょう。

写真 「アルベルト・アインシュタイン (Albert Einstein)」
アルベルト・アインシュタイン (Albert Einstein)

実は発達障害だったかもしれない

アインシュタインは、もしかしたら、発達障害だったかもしれないと言われています。

 

発達障害とは、アスペルガー症候群やADHD (Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder)、LD (Learning Disability)など、脳の機能に偏りがある状態の総称です。

 

しかし、「障害」という言葉は、本来、あまり正しい使われ方ではありません。

 

というのは、これらはあくまでも脳の機能の偏りであって、病気や異常ではないのです。

 

発達障害と言われる人たちは、普通の偏りのない人たちから見ると、その言動が奇妙に映ったり、物の捉え方が違うために、敬遠されてしまったりしますが、一方で、大変な集中力を発揮したり、ある分野においては大変高い能力を発揮します。

 

アインシュタインも、そういった偏りのある脳であった可能性は否定できず、5歳くらいまでは、言葉をほとんど話さなかったと言われています。

 

その一方で、9歳の時には、ピタゴラスの定理に夢中になり、その後も非常に若いうちから、数学や物理において、ものすごい才能を発揮し始めます。

 

「勉強ができない」と言われている子供たちも、アインシュタインと同様に、もしかしたら他の分野では、ものすごい才能を秘めているかもしれませんね。

最初は認められなかった特殊相対性理論

1905年、アインシュタインが26歳のとき、彼は博士号を取得するために、特殊相対性理論に関連する論文を書き上げ、大学に提出しました。

 

ところが、この時、大学側は、この論文を受け入れなかったのだそうです。

 

考案された当初は、周囲に受け入れてもらえなかったという特殊相対性理論。あまりに天才的な内容すぎて、理解できなかったのでしょうか。

 

もちろん、その後、理解者を得て、徐々に特殊相対性理論は、物理学界に受け入れられていきました。

 

天才の頭で考えた研究の価値を、すぐに周囲が認めるとは限らないのですね。

写真 「アルベルト・アインシュタイン (Albert Einstein)」
アルベルト・アインシュタイン (Albert Einstein)

学習障害は本当は教育障害

アインシュタインは、発達障害であったかもしれないのですが、幸運なことに、自分の才能を伸ばすことができました。

 

一方で、同様の偏りを持った子供たちが、社会や教育現場から排除されていくこともあるのです。

 

トニー・ブザンは、「学習障害」と言われている子供たちは、本当は、「教育障害」なのだと言っています。

 

これは、学習障害児と呼ばれる子供たちは、ダメな脳を持っているのではなく、特徴ある脳を持っているのであり、個々の子供たちに合わせた教育がなされていないことによって被害を受け、障害を負っているという意味のようです。

 

これは、教師たちの「脳の機能と使い方」についての不理解が、原因の一つでしょう。

 

「脳の機能と使い方」を、教師が子供たちに教えてあげることができれば、多くの子供たちが、自分の隠れた才能を伸ばせるようになるかもしれません。

 

実際に、トニー・ブザンは、マインドマップや記憶の法則を、学習障害児と呼ばれている子供たちに教え、彼らの成績を飛躍的に伸ばしていった経験を持っているのです。

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トーマス・エジソン (Thomas Alva Edison)

天才とは、1%とのひらめきと、99%の汗である

 

この言葉は、誰もが小学生の時に学んだのではないでしょうか。

 

生涯のうちに、膨大な数の発明をしたエジソンは、「頭の使い方」の本質を理解し、それをこの言葉に込めたのかもしれませんね。

 

エジソンのこの名言の陰には、どんな意味が込められていたのか、それを確認していきましょう。

写真 「トーマス・エジソン (Thomas Alva Edison)」
トーマス・エジソン (Thomas Alva Edison)

子供時代は好奇心の塊の悪ガキだった

1847年、アメリカ、オハイオ州に生まれたエジソンは、異常なまでの「知りたがり屋」で、先生の話をそのまま受け止めることができず、どんなことでも「なぜ?」と、質問し続けたと言われています。

 

「1+1がなぜ2になるの?」

「Aはなぜピーと読まないの?」

 

など、先生が答えに窮するような質問をし続けていたようです。

 

また、自らの探究心を満たすために、ガチョウの卵を抱えて孵化させようとしたり、物がなぜ燃えるのか実験しようとして火事を起こしたりと、その行動の突拍子もなさは、普通の子供の域を超えていました。

 

そのため、やがて、「他の子供たちの迷惑になるから」という理由で、小学校を早々に退学させられてしまいます。まあ、先生方から見たら、とんでもない「悪ガキ」だったのでしょうね。

 

そのため、エジソンは、きちんとした教育を受けることができず、独学でさまざまなことを学んでいったのだそうです。

 

しかし、このようなエジソンの子供時代のエピソードからは、彼が幼少期から天才の種を持っていたことが伺われます。

 

どんなことにでも探究心や好奇心を持ち、枠にとらわれずに考え、自ら実証する。これぞ天才の要素です。

 

もしかしたら、私たちの周りにいる「悪ガキ」たちも、本当は天才なのかもしれませんね。

「ひらめき」と「努力」

「天才とは、1%とのひらめきと、99%の汗である」というエジソンの名言は、2つの捉え方をすることができます。

 

1つは、「天才とは努力の結果である」という捉え方。

 

確かに、エジソンは終生、「努力」の大切さについて語っていたそうです。学校に通うことができない中、独学でさまざまなことを学んだ人ですから、これは、「努力の人」と言うこともできますね。

 

もう1つは、「ひらめきがなければ、何も始まらない」という捉え方。

 

いくら努力をしたとしても、努力の方向性を決めるためのアイデアが頭に浮かばなければ、発明も何もありません。

 

そうすると、エジソンのこの言葉は、「ひらめき」と「努力」の両方が無ければ、天才にはなりえないという意味かもしれませんね。

 

上手に頭を使って成果を上げるには、「ひらめき」と「努力」の両方が必要で、どちらが欠けても上手くいかないのですね。

脳は鍛えられる!

エジソンは、「努力することの大切さ」を後世に伝えていますが、実は、マインドマップの考案者であるトニー・ブザンも、同じことを言っています。

 

脳は鍛えれば鍛えるほど、良く働く。

 

だから、私たちも記憶力を鍛えたり、読書力を鍛えたり、マインドマップでいろいろ考えたりと、日々の「脳トレ」に励むことで、脳を鍛え、天才に近づくことができるのですね。

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