メンタルリテラシーとは、「頭の使い方を理解していて、使いこなすことができる能力」のことです。
「メンタルリテラシー」は、マインドマップの考案者であるトニー・ブザンが生み出した造語です。
人間の脳は、数千億個という脳細胞からできており、それらは非常に複雑なネットワークを構築しています。ネットワークの複雑性は、コンピュータ・ネットワークの比ではないと考えられています。
私たちの脳には、そんなスゴい脳細胞のネットワークがあるにもかかわらず、「自分の頭がよく働いてくれない」と感じることは、誰にでもあるのではないでしょうか。
トニー・ブザンは、誰であっても、頭の使い方を学び、メンタルリテラシーを身につければ、自分の頭をもっと良く働かせることができると考えました。
メンタルリテラシーを高めることは、頭を上手く使う方法を学ぶことであり、「学び方を学ぶ」ことであると言い換えることもできるでしょう。
実は、トニー・ブザンだけでなく、著名な未来学者たちも同じことを言っていました。
「メガトレンド」という世界的名著を書いた未来学者のジョン・ネイスビッツは、その著書に、「どのように学ぶかを学ぶことが、すべてである」と書いています。
また、「第三の波」で知られるアルビン・トフラーも、「どのように学ぶのかを学んでいない人が、文盲と呼ばれる時代がくる」といった趣旨のことを書いています。
本当の知識社会においては、知識を学ぶ以前に、知識の身につけ方や学び方を身につけていることが、何より重要であるということですね。
トニー・ブザンは、よく、「グローバル・メンタルリテラシー」という言葉を使います。しかし、なぜ、単に「メンタルリテラシー」ではなく、「グローバル」をつけているのでしょうか。
実は、このあたりに、ブザンの考え方が隠されています。
ブザンが「グローバル」をつけている理由は、つまり、「メンタルリテラシーは、言語の壁をまたいだ能力である (言語とは関係ない)」ということを意味しています。
トニー・ブザンは、「脳の第一言語はイメージ (Image)である」と言っています。
つまり、脳の使い方を身につけるということ、メンタルリテラシーを身につけるということは、イメージを上手く活用する方法を身につけるということでもあり、これはグローバルに通用する能力を身につけるということでもあるのですね。
マインドマップは、便利でカラフルなノート法というだけでなく、実は、このメンタルリテラシーを高めるためのツールなのです。
マインドマップを使うと、イメージと連想を上手く活かすことができ、また、全体を見渡しやすくなります。これによって、考え続けることがラクになったり、本質的なことに気づきやすくなったりします。
マインドマップは、思考のためのツールであり、メンタルリテラシー、つまり「頭を使いこなす力」を高めるためのツールなのですね。
マインドマップの考案者であるトニー・ブザンは、脳の第一言語は「イメージ (Image)」であると言っています。
これは、どういうことを意味しているのか、また、マインドマップとどのように関係しているのか、少しご説明いたします。
あなたは、「学校」という言葉から、何を思い浮かべますか?
小学校の校門の様子が浮かぶ人もいるでしょうし、学校の宿題が大変だった時の気持ちが思い浮かんだ人もいるでしょう。学校の制服や校舎などを思い浮かべた人もいるかもしれないですね。
いずれにしても、それらが浮かぶとき、頭の中ではどんなことが起きているのでしょうか?
たぶん、「校門」という文字が浮かんでいるわけではなくて、校門のあたりの風景が目に浮かんでいるのではないでしょうか。「宿題」のほうは、言葉として浮かんでいるかもしれませんが、宿題にまつわる感情や感覚も同時に浮かんでいませんか?
つまり、私たちの脳は、言葉も使うかもしれませんが、それ以前に、視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚 (体感覚)といった「五感のイメージ」を先に思い浮かべます。
脳は、イメージを自然と思い浮かべます。
そして、1つのイメージが浮かぶと、そこから連想が始まり、関連するイメージをさらに次々と思い浮かべます。
つまり、脳は、
「Imagination (イメージすること)」
「Association (関連させること)」
という2つの仕事をしているのです。
ぜひ、「Imagination & Association」と、セットで覚えてくださいね。
マインドマップは、ご覧のとおり、たくさんのイメージが入ったノート法です。
私たちの脳は、イメージで考えているのですから、考えたことを言葉に変換するよりも、イメージのまま描いておいたほうが、頭の中に浮かんだものにより近いノートになりますよね。
また、マインドマップの「ブランチ (枝状の線)」は、関連性によってつながっているので、脳が自然と浮かべた連想を、そのままのつながりでかいていくことができます。もちろん、矢印も関連性を表しています。
つまり、マインドマップは、脳が自然に行っている「Imagination & Association」という仕事を、上手く活かしたノート法なのです。
マインドマップの良い点の1つに、「全体をみることがしやすい」というものがあります。
これは、脳の「ゲシュタルト (Gestalt)」と呼ばれる機能を活かすことにもつながっています。
では、ゲシュタルトとは何でしょうか?
ゲシュタルトとは、「全体像」ということです。
けれど、これだけでは正確ではありません。ゲシュタルトという言葉の奥には、「物事の全体は、部分の集まりとは異なる」という考え方があります。
たとえば、あなたは、この図の中に、白い三角形が見えているのではないでしょうか。
けれど、この絵を部分ごとに見た場合には、白い三角形は見えません。部分的に欠けた黒い円形が3つあるだけです。
つまり、私たちの脳は、全体を見た時に新しいものを発見する力を、持っていることが分かります。
これが、脳のゲシュタルトの機能です。
マインドマップは、1枚の中にすべての情報を詰め込むことができるノート法です。
また、360度の全方向に広がっているため、全体を見渡しやすく、脳のゲシュタルトの機能を活かしやすいノート法であると言えるでしょう。
もし、何かの問題で困っていたら、ぜひマインドマップをかいてみてください。
かき終えたマインドマップを俯瞰して眺めているうちに、脳のゲシュタルトの機能が働いて、新たな解決策の発見につながるかもしれませんよ!
マインドマップは、実は、記憶と深い関わりがあります。
マインドマップは、「脳をいかにして良く働かせるか」という、トニー・ブザンの研究の結果として生まれたノート法ですが、その研究の多くは「記憶の仕組み」と関わっていました。
マインドマップの考案者であるトニー・ブザンは、大学時代、とても興味深い教授に出会います。
その教授は、授業の度に、とてもつまらなそうな顔をして教壇に立ち、学生全員の出欠を取り始めます。欠席の学生がいると、その学生の住所や電話番号はもちろん、両親の名前や生年月日まですべて記憶しており、それを出席している学生たちに聞かせるのです。
そして、その出欠確認を終えると、教授は教室を出て行くのでした。
若かりしトニー・ブザンは、この教授に魅惑されます。
「なぜ、あんなに詳細に多くの事を記憶できるのか?」
ブザンは、教授のところに行き、その秘訣を教えてくれと懇願しますが、教授は決してすぐには教えてはくれませんでした。
しかし、ブザンは、へこたれません。他の学生が居眠りをしている講義中も、その教授の授業に集中し、「いつか、あの記憶のメカニズムを話すに違いない」と、教授の話に耳を傾けていたのです。
そんなある日、教授は、学生たち皆が居眠りをしている頃を見計らって、さらっと板書をしました。
それこそが、その教授の記憶術の本質だったのです!!
記憶の原理を手にしたブザンは、その後、学習のための記憶を促進するノート法としてマインドマップを考案します。
思考整理、発想、企画など、さまざまな知的活動に活用できるマインドマップですが、実は、その始まりは「記憶術」にあったのです。
記憶には、以下のような3つの原理があります。
これをよく理解しておけば、記憶のコツが掴め、いろいろなものを覚えることがラクになるはずです。
このグラフは、マインドマップの考案者であるトニー・ブザンが生み出したもので、「The Most Important Graph In The World (MIG)」と呼ばれるものです。
私たちインストラクターは、よく、「MIG (ミグ)」と呼んでいます。
このグラフは、学習中の記憶について、次のようなことをまとめています。
こちらのグラフも、トニー・ブザンが考案したものですが、これは学習後の記憶の推移を表しています。
学習後、何もせずにいると、記憶の量はどんどん下がっていきますが、復習をすることで、記憶は短期的なものから、長期的なものに変化します。また、記憶量が増えることで創造性も高まります。
トニー・ブザンは、マインドマップを使って、以下のように5回復習をすることが大切だと言っています。
※トニー・ブザンの記憶術は、「マインドマップ記憶術 プラクティショナー 1日集中講座」でしっかり学ぶことができます。
マインドマップの考案者であるトニー・ブザンは、「記憶と創造の仕組みは同じである」と言っています。
あなたはこれについて、どう思いますか? ピンときますか?
ここでは、記憶と創造の関係について、少し解説したいと思います。
何かを記憶しようとする時、記憶しやすくするために工夫をしたことはありますか?
たとえば、語呂合わせや、ストーリーにして覚える、歌にして覚えるなどの方法は、特に記憶術を学ばずとも、多くの人が自然と身につけている記憶法です。
この時、語呂合わせというのは、覚えたい数字や頭文字などを、別のものになぞらえて新しいアイデアを作っています。ストーリーにして覚える方法も、歌にして覚える方法も同じです。
結局、記憶するために、何かを新たに作り出しています。つまり、記憶をするためには、何か新しいものを創造すれば良いということなのです。
面白いアイデアであればあるほど、忘れられない、ずっと覚えておける記憶になるのですね。
実は、記憶も創造も、脳が行っていることは同じです。
「Imagination (思い浮かべる)」
「Association (関連させる)」
記憶する際も、創造する際も、脳はこの2つの作業を行っています。
トニー・ブザンは、この2つを、脳の行っている重要かつ基本的な仕事と位置付けています。
ギリシア神話に出てくる、ゼウスという全能の神は、女性好きで知られていました。
彼は、ある時、記憶の女神ムネモシュネと、9日9晩をともに過ごします。
すると、やがて9人の女神が生まれました。この9人は、いずれも芸術神「ムーサ (ミューズ)」と呼ばれる存在でした。
トニー・ブザンの著書「ザ・マインドマップ」の中には、この話が記述されており、ブザンがこの神話から、記憶と創造の関係を読み取っていたことがうかがわれます。
記憶の女神の娘たちが、いずれも、創造性の象徴である芸術神であるというのは、面白いですね。
文字がなかった時代、記録する方法がなかった時代、古代の人たちにとっては、記憶というのは、文化を支える中心的なものだったのでしょう。
そのような時代には、記憶力に対する憧憬は、計り知れないものだったのではないかと思われます。
「どうすれば記憶力を高められるのだろう?」と、多くの人々が考えたのではないでしょうか。
その中で、古代の人たちも記憶と創造の深い関係について気づき、この神話を作り出したのかもしれないですね。
マインドマップは、頭を上手に使うための「思考ツール」です。
マインドマップを使うことで、頭を上手に使い、学習がしやすくなりますが、他にも学習に関するさまざまな知識を得ておくことで、より一層、学習を促進することができます。
「マインドマップの学校」では、ご提供するすべての講座は、学習を促進するコツをふんだんに取り入れて、組み立てられています。
ここでは、それらののコツについて、ご紹介いたします。
脳の性質を知っていると、どのような環境を整えれば、学習がしやすくなるかが分かります。
脳は、リラックスしている時、それでいて楽しい気持ちの時に、最もよく働いてくれます。
たとえば、心配ごとがある時は、気もそぞろで集中できませんよね。リラックスできていないのです。
また、いつリストラされるかわからないような職場では、常に不安な気持ちで、仕事への意欲も湧いてきません。もちろん、あまりにもリラックスしすぎて、眠ってしまうようでも困りますが、不安や緊張がある時には、頭は働きません。
また、リラックスしていても、学ぼうとしていることに興味が湧き、学ぶことそのものが楽しければ、眠ることはないでしょう。
ですので、まず、学習環境としては、以下のような点を工夫することが必要です。
学習の仕方は、誰もが同じようなスタイルで行っているわけではなく、人によって、学びやすいスタイルというものがあります。
他の人にとって、学びやすい方法でも、自分にとっては、やりにくいということがあるのは、普通のことなのです。
まず、自分がどのようなタイプなのか、自分自身の学習タイプを、見極めるようにしましょう。
誰もが五感を持っていますが、それぞれの五感の活用の仕方は、人によって異なります。
視覚を良く使う人、聴覚を良く使う人、体感覚を良く使う人、とタイプがあるのです。
自分が、どのタイプであるかを理解できれば、どのように学べば良いかもわかってきます。
視覚で捉えることが強い人
絵を描いたり、図式化することで理解が促進されます。マインドマップはこのタイプには最適ですね。
聴覚で捉えることが強い人
話を聞いたり、話をすることで理解が促進されますので、セミナーなどに参加するのが早く学べるコツとなるでしょう。
体感覚で捉えることが強い人
実際に体を動かして味わうと理解しやすいので、体験型学習になるようにすると良いでしょう。
もちろん、このうちの1つだけに絞るのではなく、それぞれを混ぜ合わせて、さまざまな五感を刺激しながら学ぶことが、最も効果的な学び方です。
人によっては、落ち着いてじっと座って話を聞くのが、苦手という人もいます。
特に子供の頃には、このタイプは、教室の中で排除されてしまいがちなのですが、その子にとっては、動きながらのほうが学びやすいのです。
こういった人たちは、クッシュボール (Koosh Ball: カラフルなゴム紐が束ねられたようなボールのおもちゃ)を触っているだけでも、楽に過ごせるようになります。
また、理解するのはゆっくりだけれど、一度理解すればそのあとは早い、という人もいます。他には、何かを食べながらだと、学習がしやすいという人もいます。
このような違いは、その人それぞれの脳の性質の違いです。
ですので、誰もが画一的に同じ方法で学ぼうとするのは、あまり良い方法とは言えません。その人の脳の性質に合わせて、その人が学びやすい方法で学ぶことが、最良の方法なのですね。
ハーバード大学教育学大学院のハワード・ガードナー教授は、「多重知性理論」という考え方を、発表しています。
これは、人間には多様な知性があり、それらを組み合わせると、学習効果がおおいに高まるというものです。
ガードナー教授は、主に以下の8つの知性があるとしています。
学習する時に、対話をしたり、絵を描いたり、本を読んだり、身体を動かしたりと、さまざまな活動を組み込むことは、非常に効果的ということですね。
私たちの脳には、数千億個の脳細胞があります。それぞれの細胞からは、神経線維が多数伸びており、他の細胞の神経線維とつながることで、複雑なネットワークを形成しています。
この神経線維のネットワークは、頭を使うと徐々に形成されていきますが、何度も繰り返し同じ経路を使うと、その経路が強化されていくという性質を持っているそうです。
また、頭の働くスピードというのは、この脳内ネットワークの「量」と「質」に関係しており、ネットワークが多く、しかも強固であれば、頭はスピーディーに働いてくれるようです。
では、学習する上で、この脳細胞の性質をどう活用したら良いのでしょう。
まず、いろいろなことに興味を持ち、さまざまな分野のことを学ぶことで、脳内ネットワークの「量」が増えるでしょう。また、一度で学び切ろうとせず、繰り返し繰り返し学ぶことで、脳内ネットワークが強化され、その「質」が高まります。
多方面への好奇心を持ち、辛抱強く繰り返し学ぶことが、学習を促進するコツなのですね。
「マインドマップの学校」では、講座の合間に、「エクササイズ」を取り入れています。
ずっと座りっぱなしの講義では、脳が疲れてしまうのですね。
身体を動かすことで、疲れた脳がリフレッシュされ、集中して学ぶことできるようになります。
マインドマップの考案者であるトニー・ブザンも、学習を促進する上では、脳の状態を整えるために身体を動かすことが必要である、と言っています。
「エデュケーショナル・キネシオロジー (Educational Kinesiology)」は、アメリカの教育学者であるポール・デニッソン博士が、さまざまな学習障害の子供たちをケアする目的で、考案されました。
略して、「エデュK (エデュケー)」と呼ばれたり、脳のジムであるという意味もあって、「ブレインジム」とも呼ばれています。
エデュKは、世界中に広まり、さまざまな分野で成果を上げました。
また、エデュKは、アメリカでは、ナショナル・ラーニング財団 (National Learning Foundatioin)によって、12の「成功を遂げた学習改革」プログラムの1つに選ばれました。
エデュKは、手軽で簡単なエクササイズを行うことで、脳が統合されるように作られており、さまざまな効果を上げることが分かってきました。
その例をご紹介すると……。
講座中にエデュKを覚えて、ぜひ毎日の学習や仕事に取り入れてくださいね。
マインドマップのインストラクター養成コースでは、受講者全員が、3つのジャグリングボール (ThinkBuzan特製非売品)をもらいます。
講座の合間の休憩中には、みんな揃って、ジャグリングに取り組むのです。
マインドマップとジャグリング、どんな関係があるのかについて、お話ししましょう。
3つ以上のボールを、左右の手で、次々に投げては受けるジャグリング。
お手玉とはちょっと違います。
お手玉は、受け取った玉を反対の手に渡しますが、ジャグリングは、受け取ったボールをまた上に投げるのです。
ちょっと見ると難しそうですが、運動神経がさほど良くなくとも、少し練習すればできるようになります。
ジャグリングを上達させるひとつの方法に、「目の使い方」があります。
ジャグリングをしている時、目はどのようにボールを見ているかと言うと、一つひとつのボールの動きは、追いかけていません。
実は、目は、すべてのボールの動きの全体像を見ているのです。俯瞰しているような感じです。
そのような目の使い方をすることで、動く物に対する反射神経が発揮され、ジャグリングが上達するのです。
マインドマップを作成したら、それを俯瞰するのと似ていますね。マインドマップの良い点のひとつに、「全体を見渡せる」ことが挙げられます。
全体を見渡し、俯瞰することで、新しい発見や気づきが、起きやすくなるのです。
ジャグリングをしながら、全体を見ることの大切さを学ぶことが、できるかもしれないですね。
講座の合間の休憩中に、ジャグリングの練習に取り組むと、自然と身体を動かすことになります。
長時間、座った姿勢のままでいると、脳が疲れてしまい、頭も働かなくなってきます。
頻繁に休憩を取り、休憩中に身体を動かすことで、学習に取り組んだ時の集中度も高まりますし、記憶力もアップしますよ!
このグラフは、マインドマップの考案者であるトニー・ブザンが考えたもので、学習中の記憶についての法則を表しています。
青い曲線は、休憩を取らなかった時の記憶の量の推移です。初めと最後は、記憶の量が高いですが、中ほどは、非常に少ない量になっています。
一方、赤い曲線は、休憩を取った時の記憶の量の推移です。こちらは、青い曲線にくらべると、ぐっと記憶の量が高まっていますね。
そうです。休憩を頻繁に取ることで、記憶の量を高めることができるのです。
これは、「最初に学んだこと」、「最後に学んだこと」は、記憶に残りやすいという記憶の法則と関係しています。休憩を頻繁にとることにより、「最初に学んだこと」、「最後に学んだこと」の数が増えるわけですね。
学習中には、ぜひ休憩を積極的に取り、ジャグリングなどで、身体をどんどん動かしましょう!
子供時代は、自転車に乗る練習のように、何か新しいことに挑戦することが多いのですが、大人になると、まったく初めてのことに挑戦することも、少なくなってきます。
しばらく新しいことに挑戦していなかったなら、ぜひ、ジャグリングに挑戦してみましょう。
ジャグリングができるようになる過程で、「こうすれば上達が早まる」、「こんな時に失敗する」、「こういう時には上手く行く」といった、「学ぶ」ためのコツを、つかむことができます。
マインドマップを学ぶことは、「頭の使い方を学ぶ」ことであり、「学び方を学ぶ」ことでもあります。
ジャグリングからも、「学び方を学ぶ」こともできるのですね。