元公認会計士 (東京都)
2009年6月に、塚原さんのフォトリーディング集中講座で、マインドマップを知りましたが、苦手意識が強く、「できれば、こんな物かきたくない」というのが、最初の印象でした。
絵を描くことや色を使うことに、ものすごく抵抗感がありました。
「こんなものが、いったい、何の役にたつのだろう?」という感じです。
当時の私は、会計士補として仕事をしていたのですが、左脳的な思考法に慣れ切っていましたので、色や絵はまったく受け付けられなかったのです。論理性以外のものを排除する癖がついていたので、自然に連想することさえできませんでした。
講座の初日の朝は、まだマインドマップへの嫌悪感がありました。
ところが、その日の午後、どういうわけか、それまでできなかった連想が、自然にできていることに気付き始め、だんだん面白くなってきました。メンタルブロックが、はずれてきた瞬間だったのでしょう。ですが、まだ、絵をかくのは、おっくうでした。
前半講座と後半講座の間の1ヶ月間、「クラスのみんなに、負けずについていかなきゃ」という気持ちがあり、マインドマップをかきまくりました。1ヶ月で、フルマインドマップを43枚作成したのです。
マインドマップを、大量にかいているうちに、自分の中で、何かが変化していったのだと思います。
以前の自分は、直感を信じるタイプではなかったのですが、アドバイザー講座が終わる頃には、自分の直感に素直になるようになっていました。すると、気持ちがとてもラクになり、思考も楽しみながらできることに気付いてきました。
私は、公認会計士試験に合格するために、かつて、必死になって勉強した経験を持っていますが、あの頃は、詰め込み型の勉強法だったと思います。
今は、自分の中から湧き起こる考えを、大事にするようになりました。マインドマップと出会うことで、勉強法、思考法が柔軟になったと思います。
また、アドバイザー講座で出会った方々との人脈は、本当に素晴らしいものだったと思っています。人としても、能力的にも、質の高い人たちが集まっていて、仲間から学ぶことがたくさんありました。
※マインドマップ・アドバイザー講座は、制度変更のため廃止となりました。
アドバイザー講座を受講している時から、会社を辞めたいという気持ちはありましたが、自分のやりたいことが明確に定まっていませんでした。
一方で、一流の監査法人に勤めていたため、そこで仕事を続けるほうが良いかなとも考えており、悩みの日々が続いていました。
しかし、アドバイザー講座の受講後、自分の気持ちをマインドマップでかいているうちに、本当に自分がしたいことや、今後進むべき道が、だんだん見えてきました。
アドバイザー講座の1年後、監査法人を思い切って辞める決意をし、新たな道を開くために、オーストラリア行きを決意しました。
マインドマップに出会って、今までとはまったく違う価値観を持つようになりました。
理屈だけでは説明できない、直感的なひらめきや、ラクな気持ちを、大切にするようになったと思います。
監査法人を辞め、心がとてもラクになりました。きっと、本来自分の持っている良いものを押し殺して、無理をしていたのでしょう。
それに、あんなに嫌いだったマインドマップが、今では大好きになりました。絵をかくことの楽しさが、今はよく分かります。