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問題解決の基本をマインドマップで考える

講師の安田裕美です。

 

普段はコンサルティングが本業なので、様々な企業に訪問して経営者からお話を伺うことからスタートします。


そのとき頭の中に描いているのは、基本的には「目標や理想」と「現状」を整理すること、
そして「問題」を明らかにすることです。

 

これらを混同している方も少なくないのですが、問題解決の基本的な考え方に沿って整理するといいと思います。

 

問題とは「理想」とする状態と「現状」とのギャップであるといわれています。

 

つまり、「問題」を明らかにするためには、


「理想(TO BE)」=あるべき姿、目標とする姿、理想的な状態(右上ピンクのブランチ)があり、


「現状(AS IS)」=今ある姿、現在の状態(左下青のブランチ)がある。

 

でもその間には何らかのギャップがありますから、そのギャップのことを「問題」(右下赤のブランチ)とよびます。

 

例えば、理想的な状態として「毎日7時間寝ていいパフォーマンスで仕事をすること」であるとして、
でも現状は「毎日4時間しか寝ていないので日中頭がぼーっとする」とします。


その間にあるギャップは「睡眠時間が3時間不足している」ことだと考えられますね。

 

このとき、3つの項目について掘り下げるためにはマインドマップが最適だと思います。


理想的な姿はどのような状態なのか。私の目標は何なのか、7時間寝ればいいのか、いいパフォーマンスってどんな状態なのか、


思いつくままに記載していくことで、理想とする状態が具体的に描けていきます。

 

現状についても同様です。今、私はどのような状態なのか、なぜ4時間しか寝られないのか、家に帰るのが遅いのか、家事の時間が長いのか、寝つきが悪いのか、、
現在の姿を描いていくとよいですよね。

 

これらを俯瞰してみると、私の問題は「家に帰ってから家事を先延ばししてしまうので、睡眠時間が短いこと」などと定義していくことができます。

 

ここまで問題が明確になれば、解決策は「睡眠時間を先に決めて、お風呂や家事を逆算して計画的に行っていくこと」、「家事時間を短縮すること」などと明らかになります。

 

そこで具体的に何をするのか、ということが「タスク」(左上紫のブランチ)です。


帰宅した流れで洗濯機を回す、食洗器を購入するか検討する、家族で家事分担を見直す、家事をしやすいよう収納を見直すなど、具体的なやるべきことや作業を書いていくのです。

 

このように理想と現状、ギャップと原因を明らかにすることで、解決が図れるはず!です。

 

私自身も、この記事を書いているうちに日々の生活の問題が見えてきました^^;


みなさんもぜひ、マインドマップを使った問題解決にチャレンジしてみてくださいね。

 

(講師: 安田 裕美)

 

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