皆さんこんにちは!講師の岡べまさみち です。
マインドマップは新しい発想を得るために最適なツールです。今日はそのためのコツをお話しします。マインドマップを使って思考をすることで新商品を生み出すことも簡単に出来るようになるのです。
アイデアとは既存の要素の新しい結びつきである!とは、世界的なベストセラーになった「アイデアの作り方」の著者ジェームス・W・ヤングの言葉です。どんな画期的なアイデアも、既にこの世の中にある要素同士の組合わせで生まれます。ただし、良いアイデアはその組合わせ方が絶妙で、今までは誰も思いつかなかった要素同士の組合わせをしているのです。
「A」に「B」という要素をもってきて、これがよくある当たり前の組合わせだとアイデアにはなりません。「A」に普通は思いつかない「λ」を持ってきたとき、それがアイデアになるのです。
そして、アイデアのもとになる「B」や「λ」は実は、既に皆さんの頭の中にあります。子供の頃からの様々な体験、大人になってからの沢山の情報や日々の色々な思考、これらの記憶ひとつひとつがアイデアのもとになります。
新しい組合わせを作ろうとしたとき、パっと思いつく記憶とそうでない記憶があります。簡単に思いつく組合わせというものは、他の多くの人達も簡単に思いつくことが出来ます。だからこれらの記憶を組合せても新しいアイデアにはなりません。
簡単に思い出せない記憶こそがアイデアのもとになります。パっと出てこない記憶は、深いところに眠っているので、その人固有のものであることが多く、他の人から見たら えー、そんな考えがあるのか!あー、その発想面白いよね!となるのです。
ですから、上手いアイデアを出すためには普通は思いもよらない要素「λ」をいかに引っ張り出すかが勝負になります。
ここで登場するのがマインドマップです。マインドマップはイメージと関連付けを利用しながらどんどん思い浮かんだことを書き出していくことが出来るので、普段は思いつきにくい記憶「λ」が沢山でてきます。それらの組合わせを考えることで新しいアイデアの着想を得ることが出来るのです。
写真は講座の中で受講生の方3人でアイデア出しをしていただいた時のものです。テーマはガラスのコップの新商品を考えようというもの。セントラルイメージにガラスのコップを書き、ふんだんにイラストを入れながら、次々に連想を広げていただきました。そして、それらを組合わせることで次のようなアイデアが出来ました。
・熱燗用の温度表示付きコップ
・木目調のシートを貼った、薄くて軽くて暖かいガラスのコップ
短時間で集中して手速くマインドマップを書くことでアイデアがつくれます。新しいアイデアが欲しいときはマインドマップで発想を広げていきましょう。
(講師: 岡べまさみち)
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