代表の塚原美樹です。
社内会議、上手く行っていますか?
社内にファシリテーターを育成して、社内会議を生産的なものにしようと考えている方も、きっといらっしゃいますよね。
実は、マインドマップは会議ファシリテーションのツールとしても、本当に役立ちます。
そもそも「ファシリテーション」とは何かと言うと、
Facilitate(促進する)
の単語から来ています。
会議を「仕切る」でもなく「引っ張る」でもなく、会議というチーム活動を「促進する」のですね。
なので、ファシリテーターは「議長」ではありませんし、「司会」とも違います。
ファシリテーションを理解するためには、まず、
コンテンツ
プロセス
この2つの違いを理解する必要があります。
コンテンツとは、話し合いの中身、内容です。
プロセスとは、話し合いの過程で起きているコミュニケーションや話し合いの仕方のことを言います。はっきりと分かる「話し合いの手順」なども含みますが、分かりにくい「場の雰囲気」や「空気」、言葉を介さないノンバーバルコミュニケーションなども、重要なプロセスです。
ファシリテーターはこの「プロセス」を見て、チーム活動を促進するためにサポートしたり、介入したりします。
会議が生産的であるためには、多様な意見の交換が行われ、参加者がその場を使って「一緒に考える」ことが大切です。
誰か一人が会議を乗っ取っていたり、意見を言えない人がいたり、力関係のせいで話し合いが生産的にならなくなっていたりしたら、ファシリテーターはチーム活動を促進するために介入します。
けれど、あまりにも介入が恣意的だと、ファシリテーターの思う方向に会議が進んでいってしまい、参加者は、ファシリテーターに会議を持って行かれたような気持ちになったり、自分たちの活動ではなかったような気持ちになるでしょう。
つまり、介入の方法は、恣意的になりすぎず、チーム活動が自主的に変化していくようなものであることが望ましいのです。
介入方法の一つに、「今、何が起きているかを参加者全員に示し共有させる」というものがあります。
何が起きているのかを客観的に見ることができれば、参加者自身が自然に気づき、会議プロセスを改善するための働きかけを起こすことができるでしょう。
会議の中で出てきた発言を、ひととおりマインドマップに書いてみたらどうでしょうか。どんな発言があったか、全員が共有できますよね。
ファシリテーターは、ただマインドマップを見せるだけでよく、言語で介入せずとも済むので、恣意的になることも防げます。
いかがですか?
ファシリテーターのみなさんも、マインドマップをファシリテーションツールとして、取り入れてみませんか?
(執筆: 塚原 美樹)
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