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マインドマップで特許アイデアも簡単に!

皆さんこんにちは!講師の岡べまさみち です。

 

私は商品開発という仕事柄、特許実用新案を沢山出して来ました。これには、ちょっとしたコツがあります。特許と聞くとなにやら難しそう・・と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。ちょっと視点を変えるだけで特許につながるアイデアを出すことが出来ます。

 

例えば、スーパーマーケットの食料品売り場で結構な量の買い物をしたときをイメージしてください。買い物かごいっぱいになった1週間分ぐらいの量の商品。レジ袋を3つもらって作業台に移動して、順に詰めていきます。

 

この時、どう入れればうまく収まるか、ちょっと考えますよね?ビンはまとめて立てて、余ったスペースにパンを入れる。お肉は縦に出来ないので横向きにおいて、その下に入れるのはカレールーの箱。レタスは縦にして人参はその横に・・・・

どの商品をどう置くか、結構色々な組合わせがある。この商品はこうしか置けないが、この商品は縦にでも横にでもおける。そんな組合わせの中から安定が良さそうで、かさばらない組合わせを考えながら袋に入れていく。うまく入れることが出来たらとてもスッキリします。

 

商品開発のときのアイデアを考える時も、良く似た思考をたどります。ここに持ってくるといいのはこの材料でこんな大きさかな? いやいやもう少しずらしてみるとどうかしら? 縦に置くより横の方がいいか?・・

色々やっているうちにピッタリとする組合わせが出来上がります。「お、なかなかいいんじゃない。」 いい構成のアイデアが出来るとうまく袋詰めが出来たような感じがします。そうして、それがいままでにない解決案になっていたら、特許取得のチャンスがあります。

 

まず、過去に似たようなアイデアが特許として出されていないかを調べます。もし似たものがあればそれとの違いを明確に出来るかを考え、更に解決案に改良を加えていき、特許アイデアに練り上げていくのです。

 

アイデアは組合わせです。その組合わせを考えるときに縦にしたり横にしたり、逆向きにしてみたり、大きくしてみたり小さくしてみたり、色々と試して見ると良いのです。そして、この組合わせ方を考える方法が世の中には沢山ありまして、有名なものにSCAMPERというあらかじめ組合せのヒントを質問にしたチェックリストがあります。

 

このマインドマップは、その質問をひとつひとつの枝に置いたものです。何かを置き換えてみたらどうだろうか? 何かを足してみたら? 似たものはないだろうか? 何かを変えてみたら? 大きくしてみたら? 他の使い道はないか? 小さくしてみたら? 並び変えてみたら? 逆にしてみたら?

 

これらの質問に答えるように発想を広げていくと沢山のアイデアが出て来ます。そして、それらのアイデア同士を更に組合せると面白いものが出来ないか? と発展させてよりユニークな発想を得ていくことが出来ます。

 

チェックリスト自体はありふれたものですが、これをマインドマップにすることで実に考えやすくなります。カラフルにイラストを入れて右脳を刺激しながら考えることが出来ます。そしマインドマップの最大の利点、全体を俯瞰出来る点を活かすと、アイデア同士を組合せて更に発展したアイデアを得ることも容易になります。

 

アイデアが必要なシーンは日常生活の中でもたくさんあります。そんなときは是非マインドマップで発想を広げてみてください。きっと意外な解決案が見つかりますよ。

 

 

(講師: 岡べまさみち)

 

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