皆さんこんにちは!講師の岡べまさみち です。
マインドマップにカラフルな絵を入れて書くようにすると頭が刺激されるので、思考を活発にする効果が高まります。でも、この絵を書くことに苦手意識が高い人は少なくありません。
ちょっと待ってください! マインドマップの絵は頭の中のイメージを刺激するために書くことが目的です。けっして上手に書く事が目的ではありません。そもそもマインドマップは人に見せるものではなく、思考を上手く働かせるために書くことものなので、素晴らしい絵を書く必要はないのですね。
とはいえ、「イラストを書いたことがない・・・」「昔から絵は苦手で・・・」という方はやっぱり心配ですよね。そこで、絵の効果について書かれた、とても参考になる本をご紹介します。サニー・ブラウン著 "描きながら考える力 「ドゥードル」革命 ラクガキのパワーが思考とビジネスを変える!" です。
サニー・ブラウンさんは、絵は思考の助けになる目印である、脳に届くビジュアルはほぼ現実のものと理解されるのでとても効果が高い、と主張しています。そして、絵が上手な必要はない、みんな子供の時に一度はラクガキをして楽しんだではないか、それで良いのだと教えてくれています。
この本の中で様々なビジュアル表現を教えてくれています。
1. 文字もデザインしよう
文字の配列や大きさ、書体を工夫することでビジュアル表現がグっと上がります。また、文字を表現するように書くことも効果的。特に日本語の漢字は文字が形を表しているものが多いので、例えば火を火らしく水を水らしく書くことでイメージが伝わり易くなります。
2. 比喩の表現を用いる
スマホでは絵文字が沢山ありますね。気分を伝えるのにこの絵文字を使い倒している方も多いかと思います。気に入った はハート、笑顔 はニコちゃん、お金 はドル箱、など自分で使い易い絵文字を工夫してイラストに取り入れましょう。
3. フレームを使う
強調したり、グループを際立たせたりする時にはフレームで囲おう。フレームも工夫するととても効果的なので、デザインをしてみよう。
4. 陰影をつける
陰とは物の光があたらず暗くなっているところ、影とは物が光を遮ることで地上に落ちる暗いところ。私達が物を見るときは、この陰影を無意識に捉えています。ですから、イラストに陰影をつけるととても分かり易く印象に残る絵になります。陰影を意識してみましょう。
5. 人を書くちょっとしたコツを練習する
私達は特に人間のイラストに目がいきます。ですから人の絵を書けるようになるとビジュアル表現力が上がります。人の顔は簡単な線で書いた目と眉毛、口で感情の表現が出来ます。怒った顔や嬉しい顔、悲しい顔などを線で書いてみましょう。人の動作も線で表現出来ます。棒人間で良いので色々な動きを書いてみましょう。この時は重心の位置に注意するのがコツです。
以上簡単にイラスト表現についての部分をご紹介しましたが、もっと深く知りたい方は方は是非実際の本を読んでみてください。絵に対する苦手意識がなくなり、どんどん書いてみようという気になりますよ。
(執筆: 岡べまさみち)
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