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「藝」という字は……

「藝」という字は……

こんにちは!

 

GUの裏起毛ズボンが大のお気に入りになっているなな子です。

たまにはスカートも履かないと、体型が変わってしまいそうです。

 

さて、先日読んでいた本の中に、「藝」という漢字の成り立ちについての記述がありました。

 

「土の上に木を植える、その苗木をしゃがんで植える人の姿が丸である。

さらに苗木が育ち成長していく周囲の草を刈り取る必要がある」

 

くさかんむりの「芸」は元々「ウン」という、書物の虫食いを防いでくれる香草の名前で、それが転じて草を切る、草を刈る、という意味になったのだそう。

 

藝術、藝人、職人藝、名人藝など、この漢字がつく言葉は皆、

「人が丹精込めて育て、やがて刈り取ったもの」

という概念から由来されているそうです。

 

「藝術とは何か」

というのは非常に難しい問いです。

この著者の言葉にも、ハッとするような、納得いかないような。

そもそも「Art」と「藝」は違うはずだけれど、「Art」はどうしたって、「藝術」としか訳すことはできません。

藝術はむずかしい。

言葉もむずかしい。

 

学生時代はよく仲間たちと、

「こんなの藝術ではない!」とか、

「これがあなたの藝術なの?」とか、

ウェットなやり取りをしたものです。

一体なな子とその仲間たちに、藝術の何がわかったというのか……(笑)

 

ちなみにこの本の著者はこの後こう仰っています。

 

「このような含意が常用漢字の『芸』になってしまっては、全く失われてしまう。

東京藝術大学が未だに旧字を用いているのは大見識である」

 

……

 

なな子の母校、日藝もこの字を使ってるよ(>_<)

 

ちなみにこの記述がある本は、

「藝術経営のすゝめ -強い会社を作る藝術の力-」船橋晴雄

 

まだ全部読んでいませんが、なかなか面白いので興味のある方はぜひ♪

 

(執筆: なな子)

 

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